本当に守りたい八王子のみどりは

今、八王子では市制100周年を祝い、9月16日から10月15日まで「全国都市緑化はじおうじフェア」が開かれています。

メイン会場の富士森公園では陸上競技場や野球場が色とりどり沢山の花々で飾られ、多くの来場者が花と緑に触れ、大変にぎわっているのですが…閉幕後は、悲しいことに競技場の花壇などほとんどが片付けられてしまい、一度つくったアスファルトをまた剥がして競技場として戻さなければならないのです。

大切なのは、この一ヵ月の緑化で何を残していけるかです。都市緑化フェアのテーマである自然とまち人を結ぶ「みどりの環境調和都市」を伝えるには、八王子が本来持っている沢山の自然を守り伝えていくことこそ必要ではないでしょうか。

ある人は「高尾山の木を切って批判はあったけれど、ダイヤモンド富士を見に20万人もの人が訪れてよかった」と語りますが、八王子の緑は集客のために残したり壊したりするものではありません。

一方では緑化をしながら、無駄な工事をする、ブルーインパルスで大量のCO2を出す、沢山のゴミを出す、でいいのでしょうか。

私たちは次の100年まで残せるよう、見せかけだけでない八王子のみどりを守っていけるよう活動したいと思います。