いじめから子どもを守るために!変わるべきは大人

2011年の大津市いじめ事件をきっかけに「いじめ防止対策推進法」が施行されました。その後八王子市では「いじめ防止基本方針」を策定、さらにこの3月議会で「いじめを許さないまち八王子条例」が可決されました。

死に追いこむまでの深刻ないじめが起きているのは事実です。八王子市内の学校で認知されているいじめだけでも数100件。水面下にもあらゆるいじめが潜んでるはずです。最近ではSNSでの悪口の書き込みなどが多いようです。

このようないじめがなくなってほしいという思いは皆同じですが、法律には「子どもはいじめを行ってはならない」、条例にも「こどもは・・・努めなければならない」と子どもの役割が書かれいるのは少し違うのではないでしょうか。

子どもが‥ではなく大人が子どもをどう守るかです。被害児童を守るために加害児童は別教室で授業を受けさせるということもあるようです。いじめの犯人さがしになってはいけません。大人が子どもに「いじめはダメ」と100回言うよりも、とりまく大人が変わり、子ども一人ひとりが認められる教育環境をつくること。大人社会の差別や偏見をなくさなければいじめはなくなりません。責任逃れのためのいじめ対策なのか、本当に子どもを守ろうとしているのかは子どもたち自身がきちんと見抜いているはずです。