川町の谷戸がいよいよ危ない!川町スポーツパーク(残土処理)計画
最初に計画が浮上したのは4年ほど前でした。ホタルも沢山生息する自然豊かな大沢川源流の谷戸に55万㎥もの残土を運び入れ38mもの高さまで埋め立てるというもので、土砂災害の危険性も大変高いものです。近隣住民はじめ多くの市民が「とんでもない!」と大反対していました。様々な市民の不安や疑問に対して事業者からはなんら納得のいく説明はないままでしたが、今年になっていよいよ建設の手続きを進めようとしています。
市は市全域で市街化調整区域の自然環境調査を行った結果をうけここを保全すべき地域としないという判断をしたそうなのですが、その調査の結果は公表されず、なぜそういう判断になったのかも知らされていません。こんなにも大きな計画であるのに、全域調査のみで計画地単独の調査はしていません。八王子市が誇れるのはこの自然環境です。誰かの利益だけで使われて壊されてしまわないようにこの普遍的価値を守っていくのが市の役目のはずです。大型公共工事で自然を壊し、そこで出た残土処理でまた自然を破壊する。今このサイクルを止めなければ、人間の豊かな心と暮らしを自ら奪うことになってしまうのではないでしょうか。