八王子の市民発電ひろげよう!

 周囲は多摩ニュータウンに囲まれていながら、かつての由木村の里山風景が唯一残っている八王子堀之内。田畑があり、牧場があります。昨年から、そこの牛舎と並ぶ堆肥小屋の屋根に市民発電所をつくろう!と動き始めました。その名も「牧場ソーラー」。八王子の市民が集まり、一般社団法人八王子協同エネルギーを立ち上げ、市民出資のソーラーパネル約30kwh(一般家庭およそ10軒分)の発電が始まっています。私自身もこの活動に関りってきています。

 3.11原発事故後、市民の中ではエネルギーの使い方、選び方が見直され、自然エネルギーへの関心もとても高まりましました。しかし残念ながら国策としての原発依存体質は続けられようとしています。だからこそ身近なところで、小さいかもしれないけれど変えられるところから変えていきたい。

 牧場ソーラーの設置を機に地域全体のエネルギーのあり方を見直すことも必要です。なにも江戸時代のような生活をしようと言うのではありません。エネルギーの無駄使いをみんなが少しずつやめれば、自然エネルギーだけで暮らすまちをつくることも夢ではないと思いませんか。