若者が使い捨てにされない社会へ

2014年厚生労働白書によると、全国のフリーター数は182万人、ニート数は60万人もいます。一度社会に出てもどこかで挫折しひきこもってしまう人や、不本意な働き方から抜け出せない人など、雇用のミスマッチや若者を使い捨てにする企業の問題がますます深刻です。そこで私たち東京生活者ネットワークでも昨年から「若者の働き方アンケート調査」を行ってきました。

その中でわかったのは、悩みや不満を抱えていても4人に1人はどこにも相談しないということ。「相談しても無意味だと思った」とあきらめている人が多くいます。労基署や組合というと相談にいくにくいイメージの人が多く、NPOなど無料でいつでも気軽に相談できる場所が必要です。また、いつでもやり直しができる社会になるように、まずは最初のつまずき、高校を退学したり、学校に行けなくなった子たちのフォローからはじめていくことが重要だとわかりました。これからますます高齢者を支える若者世代が減ってきます。なのに、若者の自己肯定感が益々低くなり、どんどん生きにくくなってきている…。これからの社会で一番必要なのは、若者が希望もって元気に生きていけること!のはずなんですよね。