八王子では昨年「食育推進計画」が制定された一方で、小学校では栄養士が削減され、正規栄養士から臨職栄養士へ。臨職栄養士から免許を持たない管理員へと変わってきています。本当に、これでより良い給食が望めるのでしょうか?
子どもの「食」を守るのは大人の責任!
Q:2010年八王子で給食管理員制度が試行導入され、給食管理員が置かれるようになったが、どのような検証をし、どのような課題があるか?
A:校長からの聞き取りや実地調査で随時検証を行っているが、特に課題はない。
Q:食育指導や、子どもたちとの関わりの時間は調査すべきではないか?
A:食育指導は本来、担任が担うもので、栄養士や管理員は補助的な立場であるもの。
Q:まずは保護者や児童の声を直接聞いてほしい!管理員制度になってどんな食育や相談体制が十分か等、アンケート調査を実施してはどうか
A:調査は必要だがアンケートは考えていない
課題はないという市の認識ですが、栄養士の仕事であった業務が調理員でもある管理員へ上乗せされ、現場からは、とてもこれまでのように対応しきれない、という悲鳴も。
ブロック化による共通献立によって、より効率化したというが、献立をより個々の児童に合った、対応に近づけることを推奨している文科省の方針に逆行しています。
つまり、人員削減ありきで進められてきた給食の体制だということ。よい給食と、食育の推進と、未来を担う子どもたちの健やかな成長の為に、もう一度、栄養士の配置、管理員制度についてよく検証する必要があります!