先日、最近の学校ではどんな食材をどのように食べているのか、実際に見てみようということで、今年から小中一貫校になった館小中学校の給食時間におじゃましてきました。
小学1年生と中学3年生では体の大きさも倍ほど違い、机や椅子の大きさから、給食の量までそれぞれに合ったものが必要になります。小中、すべて一緒といきませんから、先生方、栄養士さんは様々な工夫こらしながら対応していました。
給食では小学生と中学生で食器の大きさやカロリーも違います。小学生:600kcal前後、中学生:800kcal前後。中学生は一品プラスされます。
この日のメニューの主食はパンでしたが、1か月の献立表を見ると、パンの日は少なく、丼やチャーハン、麺類のメニューが多くありました。キムチチャーハン、中華丼、ジャージャー麺等・・私の小学生の頃にはなかった給食メニューがたくさん!
このように、館中学校で実践されている親子方式の給食であれば、調理された直後の温かいもの、汁物なども美味しく食べることができますが、今の中学校のほとんどはデリバリー式のお弁当給食で、衛生上、冷蔵されて運ばれてくる冷たいお弁当です。そして、なにより作り手の顔の見えない食事です。
調理員が廊下を歩いていると「おばちゃん、今日のおかず美味しかったよ!」そう言って子どもたちが声をかけてくれるのが一番うれしいと、調理員の方が話してくれました。
また、私がのぞいた教室では、余った牛乳をみんなでじゃんけんをして取り合っていました。
作る人と食べる人の顔が見える関係、目の前でご飯をよそい分け、準備をする時間は、子どもたちには欠かせない、心の栄養バランスだと感じました。
一度、デリバリーの冷たいお弁当も食べて、比べてみようと思います。