セクハラヤジNO!!八王子市議会からも要望書を提出しました。
八王子も例外ではない、議会のヤジ文化。こうした発言で傷ついている女性議員がいることは以前から聞いていたことです。
今回、再発防止に向けて、八王子の女性議員と賛同する男性議員の連名で東京都議会議長あてに要望書を提出しました。
どの議会でもこんなことが起こらないように、注視していかなければなりません。
「東京都議会セクシュアルハラスメント発言に対する再発防止の検討を求める要望」
2014年6月25日
東京都議会議長 吉野利明様
2014年6月18日に行われた東京都議会第2回定例会本会議において、塩村あやか議員が「女性の妊娠・出産を巡る都の支援体制」について一般質問をしていた際に、議場内の男性議員から「自分が早く結婚しろよ」等のヤジが飛び交い、嘲笑が湧いたという報道がありました。こうした言動は、セクシュアルハラスメントにほかならず、決して許されるものではありません。
このたびの東京都議会における女性議員に対する男性議員のセクハラ発言は、議場という公の場で女性議員を貶める発言であるだけでなく、「結婚して一人前」といった女性蔑視があること、また、性と生殖の決定は当事者にあるとする、リプロダクティブヘルス・ライツへの侵害であることから、わたしたちは強く抗議します。
そして、今回の男性議員のセクハラ発言は、男女平等社会の推進に反するヤジであり、公の場で、それら発言が容認されたかのような印象をあたえたことは、国全体として取り組む男女共同参画社会推進の上で大きなマイナスです。
似たような女性蔑視発言や嫌がらせは、他の地方議会でも散見されるところです。セクハラや人権侵害行為が後を絶たないこうした日本の風土そのものが、女性の社会参画を阻む一因でもあります。女性議員に対するセクシュアルハラスメントがない議会が作られることを切に願うものです。
ヤジを飛ばしたのは、1人だけではなかったという事実をふまえ、セクハラ発言が行われることがないようにするための具体的対応の検討が必要です。
以上、今回のセクハラ発言に対し強く抗議するとともに、東京都議会として再発防止の対応策を検討されるよう要望します。
八王子市議会議員有志
青柳 有希子 井上 睦子 及川 賢一 大久保 賢一 小林 鈴子
小林 裕恵 陣内 泰子 鈴木 勇次 鳴海 有理 星野 直美
松本 良子 美濃部 弥生 山口 和男 山越 拓児(アイウエオ順)