ソーラークッカーで途上国の人々を救う?!

 

大型パネル

ソーラークッカーは太陽の熱を集めて調理をするもので、仕組みはいたってシンプル。 私もエコメッセ(http://ecomesse.jp/)の活動の中で使ったことはありましたが、これがどれほど意味があるものか、詳しくは知りませんでした。ところが先日、足利工業大学へ行き、ソーラークッカーの開発研究をしている中條祐一先生のお話を聞いて驚きました!開発途上国では重要な調理器具となっているそうなのです。
全世界人口の半数に相当する約32億人が薪を使って調理をしているのですが、特に途上国の家庭では換気が十分でない室内で薪を燃やすために、呼吸器系の病気で子どもたちが大勢亡くなっているそうです。また、開発途上国では木材の75%が燃料に使われてしまうので、熱帯林、熱帯雨林が減少しています。
国連の調査によれば、このうち36%がソーラークッカーに移行可能とされており、なんと!1台のソーラークッカーで年間500kg、世界全体では年間2.5億トン、200億ドルの薪が節約できると報告されているそうです。
そして、私たちが使う意味ですが、「日本人も使っている!」「日本人も興味がある」
→それが開発途上国でソーラークッカーの使用を広げることにつながるのだそうです。

もちろん、普通にキャンプや防災用としても便利。是非使ってみて下さい。

大型ソーラークッカーで鳥の丸焼ができました。

集光型 15分に1回程度の角度調整。 ご飯を炊いたり、ケーキが焼けます。