災害時のトイレ、どうする?
乾パン、水、懐中電灯、ラジオ等々・・・ご家庭での防災備蓄品の準備はもうバッチリでしょうか?
東京都はマグニチュード7.3の多摩直下地震を被害想定として防災計画を立てていますが、地震が来るのは100年後かもしれないし、今日かもしれないことですよね。
生活者ネットワークでは政策ゼミpart4で「防災」をテーマに取り組んできました。
中でも今注目しているのが災害時の「トイレ」についてです。
食べ物は少しの間我慢できても、トイレは我慢できません。
東日本大震災や阪神淡路大震災の時も、トイレトラブルの事例が沢山報告されています。
上下水道が止まった時、家庭のトイレはどうやって使えばいいのか。仮設トイレの設置まで間に合わなかったらどうしよう。そもそも、仮設トイレはどうやって組み立てるのか・・
特に女性の場合は、災害時における性的被害の問題もあるので、仮設トイレの設置場所や形態も重要です。
先日は、武蔵野の森公園と小田野中央公園内の防災用のマンホールトイレの見学を行いました。
見学したマンホールトイレは、近くに手押し井戸があり、井戸水を下水に流すことができるので、清潔に保つことができます。
トイレのテントは最も軽量で持ち運びや組み立てがしやすい半面、風で簡単に跳びやすい、狭くて立ち上がり難い、すぐに中が見えそうで不安・・などの難点もありました。
防災トイレはこの他、くみ取り式タイプや、バリアフリータイプ等もあります。
今後、問題点の整理と調査を行い、次回の提案につなげていきたいと考えています。