生ごみ受け入れSTOP!!八王子バイオマス・エコセンター

 以前から、臭いの問題で住民を苦しめていた生ごみの堆肥化施設「八王子バイオマス・エコセンター」は、稼働から8カ月、臭気対策がうまくいかないので4月末で生ごみ受け入れが中止しました。 最近ではテレビや新聞等のマスコミにも大きく取り上げられている大変な公害問題です。 住民からは永久稼働停止を求める嘆願書が120通以上提出されています。嘆願書には臭いだけでなく、目や喉の痛み、吐き気やめまいなどの健康被害の訴えも多くあります。 受け入れているのはスーパーや飲食店から出た生ごみが中心ですが、中にはビニールや生ごみ以外の物も混入していることも十分考えられます。加圧される時、大気に有害な物質がでているのでは…?住民の不安の声は募るばかり。でも事業者の明確な説明はありません。 7月に入り、住民説明会を2回開き、どうしても事業者は新しい脱臭装置を設置したので生ごみの受け入れを再開させたいようですが、住民の理解を得られる様子はありません。

事業者のイズミ環境は農水省の補助金を8億7000万円も得て運営していますが、本当にこれだけの補助金を出す必要がある施設だったのか? きちんと事業内容をチェックしていたかも疑問であり、建築許可、廃棄物処理の許可を下した市の責任も問われる問題です。 しかし、市は住民説明会に来ていませんでした。 これでは住民との信頼関係はますます悪化してしまいます。

この施設の本来の理念「地元密着型・地域参加型」の資源循環施設であれば良いのですが、実態は全く違うようです。

 

八王子・生活者ネットワークでは、建設の話が浮上した2011年から、記事にしてあります。 過去の記事もご覧ください。

http://hachiouji.seikatsusha.me/blog/2011/08/11/3464/

http://hachiouji.seikatsusha.me/blog/2011/09/13/3463/

新しい脱臭システム

住民説明会にはマスコミが入る