天ぷらバスで行く!小川町見学ツアー

地元カフェのお弁当は、霜里農場の野菜を使っています。
地元カフェのお弁当は、霜里農場の野菜を使っています。
CO2の出さない廃油バイオディーゼルのバスに乗り、循環型まちづくりのモデル、埼玉県小川町を見学してきました。
見学先は手作り酒屋の青雲酒造→有機大豆を使ったとうふ工房わたなべ→40年前から有機農業を営む金子さんの霜里農場です。
私が最も印象的だったのはわたなべ豆腐店でした。
わたなべの豆腐は、霜里農場で金子さんが作った有機の大豆でつくられています。金子さんはこの豆腐の為に大豆を作り、渡辺さんは買いにくるお客さんの為に豆腐を作っています。渡辺さんは、決してスーパーに豆腐を卸していないそうです。
顔の見える関係にこだわっているからです。

普段食べている物は誰がどのように作っているのか、またその原材料は誰か作っているのが、私たちはどれほど知っているでしょうか。
わたなべ豆腐を買いに来たお客さんは、大豆を届ける金子さんと顔を合わせ、生産者と消費者の交流があり、信頼関係で繋がっています。農場の中では、土から野菜や草が育ち、それを食べて人や牛が育ち、その排泄物でまた土が育つ、命から命へぐるぐる回る、自然本来の姿です。
また、金子さんは有機農業を通し、大量生産大量消費・生産効率ばかりを追い求める社会に対抗する、F(フード)E(エネルギー)C(ケア)を自給できるまちづくり・人づくりを進めています。周囲の農家にも一件一件説得し、有機農業を広げ、なんと今では、小川町で作られる米、大豆、麦、はすべて有機栽培。地元の方が消費しているそうです。
一方で、企業関闘争に巻き込まれた地域では、大企業が肉食獣のごとく地域の資源を食いつぶしてしまいます。
八王子にも大型ショッピングモールが作られる計画がありあますが、人や商店、農場などの資源がまだ多く残っている今こそ、資源と人を生かした循環型社会をめざしていこうと思いました。

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